「なんか精子が黄色いかも・・・。」
一般的に精液の色といえば白色を思い浮かべますよね。
なのに自慰行為や性行為のあとに精子の色を見てみると
このようなことがあると、驚いて少し怖くなってしまうのではないでしょうか。
しかし、健康状態を疑うことは決してマイナスではなく、むしろ良いことです。
ここでは、「精子が黄色い」と感じた場合の原因や対処法を解説します。
精子が黄色くなる原因は2つ!
精液の色が黄色っぽくなる、よくある理由は次の2つ。
- 精子が濃縮されている
- 性病に感染している
それでは詳しく見ていきましょう。
精子の成分が濃縮されている
しばらく精子が放出されずに精巣に留まっていると、精子を構成する成分が濃縮されて色が濃くなり黄色や濃い白色になることがあります。
いわゆる「溜まっている」というやつですね。
この時に精子がゼリー状になっていて不安を覚えるひともいますが、特に心配する必要はありません。成分が濃くなってゼリー状になっているだけです(濃縮されている場合)。
また、食生活やサプリによる影響もありますので、精子が黄色と感じたときの前の期間にどのようなものを体内に入れたかを振りかえってみましょう。
性病による炎症によって引き起こされている
黄ばんでいると感じた精子を見たときに、精子の臭いだけでなく「くさい臭い」がしたのであれば、性病への感染を疑いましょう。
性病感染で引き起こされる、膿精液症によって精液の色が黄色っぽくなっている可能性があるからです。
膿精液症ってどんな病気?
主にクラミジアや淋菌に感染することで起きる病気です。
性行為で性病の病原体が尿道や精巣に入り込むと、それに抵抗しようと体の自己免疫機能が働き出します。
自己免疫機能は、病原体との戦闘員として白血球を増加させ、戦場=精巣・前立腺には炎症が引き起こされます。
これにより正常時では見られない、病原体と白血球の死骸みたいなものが沢山出てきます。
その死骸の正体が膿精液症の「膿」です。
この膿が精子に混じり黄色がかった精液になる、ということなんですね。
注意ポイント
主な症状
- 精子が黄ばむ
- おしっこの時の排尿痛
- 残尿感
- 頻尿
これらの症状が必ずしもあらわれる訳ではなく、進行具合や感染している性病、軽度か重度かによって違いがあります。
実際には感染していても、痛みや違和感を感じず精子が黄色い以外にはまったく症状がでない人もいます。
しかし、勝手に判断をし放置していると、性病だった場合に重大なリスクを背負うことになります。
素人が早計に自己判断をするのはやめましょう。
自己判断・放置し進行した場合のリスク
自分では精液の色以外に症状を感じていなくても、時間の経過とともに病原体は精巣や前立腺内に深く入り込んでいきます。
精巣体や前立腺が病原体に侵されると、作られる精子の質が低下したり、強い炎症が起きます。
子供ができない不妊症になったり、炎症が慢性化し一生付き合っていかなくてはいけない慢性前立腺炎を患ってしまう可能性もあります。
自分の判断ではなく、病院や通販で郵送性病検査キットを購入して一刻も早く検査をしましょう。
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精子が黄色い場合のまとめ
精子が黄ばむ主な原因
- 精子が濃縮されている
- 性病に感染している
世の中には、体が出すサインに「気づける人」と「気づけない人」、「気づいても気づかないフリをする人」がいます。
残念ながら気づけない人は手遅れとなってしまう可能性が高くなってしまいます。
幸いにもあなたは気づくことが出来ました。
しかし、これからから気づかないフリをするかどうかが分かれ道となります。
性病は自分の体を蝕むだけでなく、他人に感染し相手の健康を奪い人生を変えてしまう怖さがあります。
少しでも不安や心当たりがある方は、このチャンスに性病検査をしましょう。