「性病検査キット」と言っても、実際にどのようなものかを詳しく理解できている人は多くありません。
正しい知識がないことでムダなお金や時間を使って損をしている人も見受けられます。
まず知ってほしいのは、性病検査キットには「自己検査キット」と「郵送検査キット」の2つのタイプと、各メーカーによる検査する性病の組み合わせごとに種類があるということです。
ここでは、まず先に2つのタイプの性病検査キットの各特徴を知ってもらい、その次に種類の説明をしていきます。
これらの情報を知ることで、また性病の不安におそわれた場合も速やかに性病検査キットを購入してスムーズに検査することが出来るようになります。
自己検査キットと郵送検査キットの違い
タイプ
- 自己検査キット
- 郵送検査キット
この内、①の自己検査キットに関して日本では販売を承認していません。
一方で、②の郵送検査キットは国から販売を認可されており、専門メーカーによる通信販売によってのみ購入可能です。
自己検査キットとは
自分で検査(検体注1の採取)をし、その場で結果判定をするタイプの、自分だけで性病かを確認するための検査キットです。
ただし、日本では一般用の自己検査キットの販売は承認されていません(理由は後述)。
アメリカやヨーロッパの一部では市販されています。ですので、どうしても自己検査キットがほしいのなら、個人輸入代行会社を通じて海外から買い求めることになります。
しかし、それらの業者は厚生労働省より薬事法違反を指摘されており、当サイトでもおすすめしません。
そのためご不便かもしれませんが、各社サイトおよび商品のご紹介も控えさせていただきます。
厚生労働省HP:個人輸入代行業の指導・取締り等について
郵送検査キットとは
日本で性病検査キットと言われ使用されているものは、主にこちらのタイプです。
名前の通り、郵送でやり取りします。手順は検査キットで検体(尿や血液)注1を採取。
その採取した検体を、購入したメーカーに送って検査してもらいます。
その後、検査結果をメールやWEB上、電話・郵送物など、各メーカーで対応しているものの中から受け取るタイプです。
法律によって市販が禁止されているため、薬局やドラッグストアなど店頭販売はされておらず、ネット通販でのみ購入することが出来ます。
検体とは
ここで言う検体とは、性病検査のときに必要となる尿や血液、粘膜の一部などです。
検体は、自分が検査したい性病によって異なります。
男性の性器クラミジア検査であれば尿、HIV検査であれば血液、といった具合に性病によって違いがあります。
詳しくは購入した検査キットの説明書に書かれているので、わざわざ覚えたり調べたりする必要はありません。
もっと詳しく
検査キットの詳しい使い方が気になる方は下の記事を参考にしてください。
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関連記事【動画】性病検査キットの使い方をはじめての人にも分かりやすく解説
性病検査キットの種類
性病検査キット
- クラミジア検査キット
- 淋病検査キット
- 咽頭クラミジア(のど)検査キット
- 咽頭淋病・淋菌(のど)検査キット
- 梅毒検査キット
- HIV検査キット
- トリコモナス検査キット
- カンジダ検査キット
- B型肝炎検査キット
- C型肝炎検査キット
これらの中で1つだけを検査できる商品もあれば、2つであったり複数の性病を同時に検査するパッケージ商品もあります。
例えば、「クラミジア検査- 4,420円」という1項目のものもあれば「クラミジア・淋菌検査キット - 6,170円」という2項目のセット商品もあります(例はGME)。
その商品の中から自分が検査したい性病に対応した商品を購入して検査する、ということになります。
しかし、メーカによっては性病の種類によって1項目検査を取り扱っていないケースもあります。
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関連記事一度にまとめてしっかり調べたい人におすすめの性病検査キット
性病検査キットの日本で買えるタイプと種類のまとめ
性病検査キットには2種類あり、特徴は次のようなものでした。
性病検査キットのタイプ
【自己検査キット】
自分で検体(尿や血液など)の採取をし、手元で検査結果の確認をするもの。日本では信頼性や安全性が低いと判断され、一般販売を承認されていない。
【郵送検査キット】
自分で検体(尿や血液など)の採取をし、検体をメーカーに送って検査結果を報告してもらうもの。日本では販売の許可がされているが、通販での販売になる。
安全に性病検査キットで性病チェックをする場合、郵送性病検査キットになります。
この郵送性病検査キットの市販は法律で許可されていないので、薬局やドラッグストアには売っていません。
そのため、国から承認されている性病検査キットは通販で買う以外に選択肢がありません。
郵送性病検査キットを購入するのであれば、困ったことや分からないことがあった時のために、サポートがしっかりしている公式サイトから購入するのが良いでしょう。
どうしても自己検査キットでなくてはならないのであれば、海外から個人輸入という形で買うことになりますが、品質の良くない粗悪品が多いのでなにがあっても「自己責任」ということになります。
しかし、健康に関することは生きていく上で、一生関わっていくことです。
少しでも性病に対して不安があるのであれば、国から承認されている郵送性病検査キットをおすすめします。