性病検査キット

性病検査の値段は?一番安い検査方法

性病検査費用

性病らしき症状があらわれたり不安になる行為をした場合、症状が悪化したり他のひとに性病を移してしまわないように、できるだけ早く性病の検査を受けるべきなのは言うまでもありません。

しかし「性病検査をしなければ・・・。」と思っていても、さまざまな理由で検査に踏み切れない現実もあります。

その理由の中で多いものの一つが

・「性病検査にかかる費用がわからなくて、支払いが不安」
・「しっかりとした検査で出来るだけ費用を抑えたい」

という、お金に関する疑問です。

結論から言うと、各自治体で行われる保健所での性病検査に申し込むことで、無料の性病検査を受けることが出来るため、一番安いのは保健所での無料の性病検査です。

しかし、保健所に性病検査を申し込んだからといっても、各自治体によって検査を受けられる性病の種類や時期が限られているので、必ずしもあなたの希望通りに検査を受けられるわけではありません。

ここではさらに性病検査と費用について詳しく説明していきます。

性病検査の値段と種類

性病検査といってもいくつかの種類があり、日本では主に以下の3つの方法があります。

  • 保健所・・・無料
  • 病院・・・保険適用で約3千円〜6千円、保険無しは約6千円からが多い
  • 郵送検査キット・・・検査項目により異なるが約2千円〜2万円の間

上から順に見ていきましょう。

保健所での性病検査と値段

性病保健所

保健所で性病検査をする場合、事前に各自治体の保健所で検査実施日を調べて申し込む必要があります。

保健所での性病検査の費用

どこの保健所でも無料です。

保健所で検査出来る性病の種類

基本的にどこの保健所でも受けられる性病検査の種類はHIVのみで、クラミジアや淋病などの検査は実施していないことが多い。

なぜならHIVの感染を拡げないためにこの制度が出来た言っても過言ではないからです。

HIVは世界的に社会問題になっているというだけでなく、生命に関わる性病であるため、国として特に対策が必要と考えている。ということなんですね。

保健所は病院や性病検査キットに比べて検査できる種類が一番少ないので、HIV以外の性病も同時に検査したいなら、保健所以外の選択肢も考える必要があるでしょう。

病院での性病検査と値段

性病病院費用

病院で性病検査を受ける場合、一般的に泌尿器科での受診がスムーズです。もしお近くの病院に性病科や感染症科があるならそちらでも良いでしょう。

女性であれば産婦人科での受診が選択肢に入ります。

症状が皮膚にあらわれているなら皮膚科でも問題ありませんが、性病の専門ではないので、結局は他の科に行くという二度手間が発生することもあります。

そのため、出来るだけ泌尿器科・性病科・感染症科へ行くのが良いでしょう。

病院での性病検査の費用

病院では、保険証が適用されるかされないかによって値段が変わってきます。

以下に性病検査に関する保険適用の例を挙げますが、良くも悪くも主治医の判断によって保険適用の有無が異なるケースや検査する性病の項目数が違うので注意が必要です。

この理由からあくまで、このような場合が多いという参考事例としてご確認ください。

保険が適用される場合

検査する項目数(性病の数)によるが、一般的に約3千円〜6千円が多い。

すでに性病のような、「症状があらわれている状態」であれば保険が適用されます。

例えば、「おしっこのときに痛い」といった排尿痛や、「性器がかゆい」「陰部が腫れた」「肛門付近にブツブツができた」など、性病と思われる症状がすでにあなたの体にあらわれている場合です。

保険が適用されない場合

検査する項目数(性病の数)によるが、一般的に約6千円〜2万円の間が多い。

まだ体に症状があらわれていないのであれば、保険は適用されないと考えて良いでしょう。

なんとなく心配で検査のために病院に行ったり、診断結果のためだけのような場合では保険適用外となります。

ただし不幸中の幸いか、検査の結果、あなたが性病であったときには保険の適用を認められるケースもあります。

健康保険を使うと、医療費通知という記録が手紙で送られてきます。あなたが加入している保険の種類によって通知の届け先が異なるため (自宅や職場など)、病院での検査を他人に知られたくないのであれば、病院での性病検査以外を選びましょう。

病院で検査出来る性病の種類

検査を受ける病院にもよりますが、基本的にクラミジアや淋病、梅毒やHIV感染症はもちろんのこと、代表的な性病の検査を受けることが可能です。

郵送検査キットでの性病検査と費用

性病検査キット値段

ネットで申し込みでき、指定場所へ検査キットを届けてもらうことができるため、秘匿性の高い検査方法です。

また、検査業者のサイトに行けば値段も書いてあるため、安心して検査を受けることができます。

しかし色々な業者があるので検査業者を選ぶときに注意が必要です。信頼性が高く、プライバシー管理もしっかりしている検査機関から選んだ、こちらの性病検査キット比較も参考にしてください。

郵送検査キットでの性病検査の費用

検査業者によって異なるが、1項目平均で2〜3千円前後。例えば6種類の性病検査を受けるなら2千円×6項目で1万2千円前後となります。

下記は信頼性があって値段もお手頃な「さくら検査研究所」での値段一覧です。

検査キットを使った性病検査では、どこの検査機関であっても保険の適用ができません。検査キット販売の各ホームページで検査キットの値段を確認しましょう。

郵送検査キットで検査出来る性病の種類

検査できる性病

  • クラミジア
  • 淋病
  • 梅毒
  • コンジローマ
  • 性器ヘルペス
  • カンジダ
  • トリコモナス
  • HIV/エイズ
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • 咽頭クラミジア
  • 咽頭淋菌
  • 子宮頸がん

など、主な性病の検査に対応しています。

性病検査に掛かる費用まとめ

性病検査費用まとめ

性病検査の値段を安く済ませるには無料の保健所が一番です。しかし多くの保健所では基本的にHIV検査のみになっているため、HIV以外の性病検査を考えているなら病院か検査キットでの性病検査になります。

保健所の次に検査費が安いのは、病院で保険が適用された場合の性病検査です。保険が適用されなければ高額になってしまうので注意が必要です。また検査を受けた記録が残ったり、通知が送られてくると都合が悪いひとは病院での性病検査を避けましょう。

値段がおおよそ2千〜2万円の郵送検査キットは、プライバシーが守られるため誰にも知られずに性病検査を受けるには最も適しています。ただし、色々な検査業者があるので選ぶのが大変ということがあります。

どれも一長一短ですので、ご自分の状況と照らし合わせて「保健所・病院・検査キット」のどこで検査を受けるか考えましょう。