同性間(ゲイ)や異性間に関わらず、性器(ペニス)と肛門(アナル)によるアナルセックスをした場合に感染する可能性のある性病を解説します。
アナルセックスをした時にコンドームを使わず、生でのアナル挿入であれば性病感染の確率は非常に上がるため、感染している可能性が高いと言えます。
もし相手がしっかりとコンドームを着用し性病予防をしていたのであれば、感染の確率を減らすことができます。ただし、現時点では100%完全に性病を防ぐことができるわけではありません。
アナルセックスによる性病感染と言えばHIV/エイズへの感染をイメージする方が多く、実際に感染事例が多いのも事実です。
<pまた、アナルセックスによる性病感染のリスクはHIV/エイズに限らず、クラミジア・淋菌(淋病)・梅毒・B型肝炎といった性病への感染も考えらます。
もしアナルセックスの時にフェラチオもしたのであれば、のどクラミジア(咽頭)やのど淋菌(咽頭)への感染も十分あり得えます。
心当たりや不安があれば性病検査をおすすめします。
アナルセックスでのペニス側とアナル側の違い
単に「アナルセックス」といっても、以下の2パターンが存在します。
- ①自分のペニスを相手のアナルに挿入した
- ②相手のペニスを自分のアナルに挿入した
ここではまず先に、①の「自分のペニスを相手のアナルに挿入した」ケースを解説します。
②に当てはまる方は、こちらの「相手のペニスを自分のアナルに挿入した」をクリックで解説に飛べます。
自分のペニスを相手のアナルに挿入したケースの性病
項目 | 概要 |
---|---|
行為 | 自分のペニスを相手の肛門(アナル)に挿入 |
感染経路 | 自分:尿道やペニスの粘膜 |
相手(男女):肛門・直腸の粘膜や血液 | |
性病 | HIV、クラミジア、淋菌、梅毒、B型肝炎、尖圭コンジローマ |
ペニスをアナルに挿入した場合、ペニスに病原菌が感染しかゆみや腫れが生じます。
排尿痛や性器周りに腫れがある場合はクラミジアであることが多く、尿に異物(膿)が混じっていると淋病と考えられます。
HIV/エイズや梅毒は、初期症状があらわれたあと一度治まり、潜伏期間を経て全身や患部に症状が見られます。
しかし、潜伏期間を過ぎると冷静ではいられないほどの症状があらわれ、非常に危険な状態となるため、現時点ではっきりとした症状がなくても検査をする方が安全です。
相手のペニスを自分のアナルに挿入した
項目 | 概要 |
---|---|
行為 | 自分の肛門(アナル)にペニスを挿入される |
感染経路 | 自分:肛門や直腸の粘膜、傷口 |
相手:尿道やペニスの粘膜、精液 | |
性病 | HIV/エイズ、梅毒、B型肝炎、クラミジア、淋菌(淋病)、尖圭コンジローマ |
アナルセックスで挿入された場合、肛門や粘膜が傷つき、性病に感染するケースが非常に多いと言えます。
特に感染確率が高いのはHIV/エイズですが、梅毒やB型肝炎への感染も考えられる性行為です。
上記した、「自分のペニスを相手のアナルに挿入したケースの性病」でも述べたのですが、HIV/エイズや梅毒は、初期症状があらわれたあと一度治まるので、「性病だと思ったのは勘違いかな?」と終わらせていることがよくあります。
しかし、HIVや梅毒は潜伏期間を経たのち、全身や患部に発症し始めます。
その症状があらわれるということは、かなり病気が進行しているという証でもあり、危険な状態です。
ですので、現時点ではっきりとした症状がなくても性病検査をした方が良いということは声を大にして伝えたいと思います。
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